ピカソプロジェクト | こどもの豊かな創造性と表現を引き出すアート教育

お知らせ

【北の国から日記】おててスタンプ みんなで協力アート/平岡月曜教室

「え?それどうやったの?」

「手のねぇ、まんなかの部分だけに色ぬってスタンプしたの」

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こんにちは、北の国から〜札幌のあすか先生です!

今週の平岡月曜教室は、「おててスタンプ みんなで協力アート」!

大きな模造紙を張り出しまして、みんなの手でスタンプしてもらおうという作戦です。

さて、大人は「あーしたらキレイ」「こうしたらバランスが・・・」

と考えてしまいがちなこのひろーいキャンパスを、子供たちはどうやって彩るんでしょう?

 

「今日は、いままでやってきたおててスタンプで、全員協力のアートをつくりまーす」

「えー!?」

「なんで、“えー”ですかー」

始めはイメージがつかなかったようで、「ひとりでやりたかったなー」の感じが出ていたものの、

みんなの手のひらを前に出してじーっくり観察。

先生の手は大人だからおっきい。低学年の2年生ガールの手はちいさい。

4年生ガールズも、同じとしなのに大きさ・指の長さがちがう!

そんな発見から、みんなでおててを貸し合って、ひとつの作品にしてみましょう!と提案し、ワークスタート♪

 

“テーマ”を決めずにスタート。

みんなが何からスタートするのか、先生は観察です。

開講当初、「好きなものを描いていいよ」と伝えた結果、みんなの手が止まってしまったのを覚えています。

子供にとって「なんでもいい」という枠が、どれほど大変なものかをあとから知りました。

 

今回もあえて「好きなものを描いていいよ」と伝えてみていたところ、真っ先に帽子の似合う4年生ガールが指に緑をぬりぬり、ぺたっ!

「先生!草!」

草・・・・!(笑)

初手、草!

数字の3のかたちで押された指スタンプは、模造紙のはじっこに、しっかり「草」として描かれました。

それをみたほか二人も、手のひらに絵の具をぬーりぬーり。ぺた。

指先で絵の具をすくって、ながーいストローク。

手のひら全体で、ぺた。

さまざまなかたちになっていきます。

 

「え?それどうやったの?」

「手のねぇ、まんなかの部分だけに色ぬってスタンプしたの」

 

「とりさんかわいい!このまま太陽までいくんじゃない?」

「アイス食べに行くのかもよ」

 

「せんせい!この赤い手スタンプを、なつの“あの”果物にしてください!」

「え!これ?あれ、ってあれしか思い浮かばないけど!あれかな!?」

「ふっふっふー、はーやーくー!」

みんなで話し合って、そのうちに決まったテーマは四季★

一人が描きはじめた冬の絵を見て、夏、春、そして秋。そのまんなかを行進するとりさんたち!

下のほうにある「ピカソプロジェクト」の文字も、

子供たちが「文字入れたらかっこよさそうじゃない?」「なんて書く?」

「あ、ピカソプロジェクトでいいんじゃない?3人いるから3文字ずつ担当ね!」と話し合って書いてくれました。

 

「ひとりでやりたかったなー」が、やり始めてみたら「いいね!それ!」と弾む会話に変わっていき、

むずかしかった「好きなものを描いていいよ」も、チャレンジできるようになっていました。

なにが子供たちにとってキッカケになるかわからない、毎回違う発見があってたのしいなあ・・

 

そんなことを思ったこの日のワークでした♪

 

 

★追記★

 

文字の担当きめのときのお話。

「じゃあ“ピカソ”担当は?」

「はーい!うちやるー!」

「“プロジ”担当は?」

「はぁい」

「・・・“ェクト”は?」

「じゃうちやるわー」

 

すんなり決まったけど・・・

“ェクト”の発音難しかったなー・・・^^;

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