お知らせ
自由に描くとは…
怖い話を少しだけ…。
私達は、色々なシーンで「イロ・オト・コトバ」を扱ったイベントを実施しています。
昨年の初夏のことでした。
『自由に描いてみて!』といってみたんです。
大人は「なんでもいいの?」「何で書くの?」「どうしよ!わかんない。」「え~クレヨンとか久しぶり!」という方も少なくありません。
しかし驚いたのは4歳の男の子が、直立しながら挙げて
「描けません」
といったこと。
「困ったね! お花視て描いてみる? おうちの車描いてみる? このマーク真似してみる?」
色々勧めましたがなかなか進みません。
「何でもいいから好きなものを早く書きなさい!」
というお母さんの顔色を伺っているようでした。
このあと、少しルールを決めてあげると、それぞれの個性が爆発する作品の数々が誕生し、ワークショップは無事終了。
しかし帰り際、お母さんは
「うちのこ、自分の意志がないんですけど大丈夫ですか?」
と、伏目がちになってしまわれました。
過度な不安を感じる親や、親の期待に応えられず自分なんて…と思う早熟なこどもが増えているんだな…。
思った以上に深刻かもしれない。と恐怖すらを感じた日でした。
さて。この話には続きがあります。
後日
「本当は書きたいものがあったんです。私の正解を求めて描けなかったんです。もう一度お願いします」
お母様!スバラシイです!! 泣きたくなりました。
4歳児くん。今度は、何かよくわからないものではありましたが、のびのびと元気な線をたくさんのお話と一緒に見せてくれました。
お母さんは、口を出したいのをぐっとこらえて見守っていらっしゃいました。
「うちの子、できるんですね。知らなかったです」
と涙ぐまれるシーンも。
4歳児くん(もう5歳か6歳ですね~)とママ、今ごろどうしているのかな~?
時々でいいから、クレヨンをもって親子で一緒にお話していてほしいです!!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
…怖いはなしが…ホットな話になってしまいました!
皆さんの周りの自由すぎる子のお話とか、はたまた、おとなになってもまだまだ自由な皆さんのお話とか(笑)、
ありましたらぜひ聞かせてくださいね☆
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